令和5年第4回(5月)綾町臨時議会

5月26日、臨時議会が招集されました。

  1. 議案第26号 綾町税条例の一部を改正する条例
    改正道路交通法が施行されることにより、本条例の軽自動車税の種別の税率について、特定小型原動機付き自転車を定義付けする改定を行うもの。主に電動キックボードを想定した国の法律改正による。施行日令和5年7月1日
  2. 議案第27号 綾町国民健康保険税条例の一部を改正する条例
    令和5年度の国民健康保険税の税率を改正するため、本条例の一部を改正する。附則 交付の日から施行し、令和5年4月1日から適用する。
  3. 議案第28号 令和5年度綾町一般会計補正予算(第1号)
    主な内容としては、国庫から「新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金」の配布によるもの、中学校体育館のLED証明工事費用の財政調整基金からの繰入れによるもの。
  4. 議案第29号 令和5年度綾町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
    国保税増額に伴う増額分を抑えるために、基金より3500万円の繰入れを行うためのもの。

今回は町提出の4議案に対して、賛成といたしました。ただし、議案第27号については、以下の質問を行いました。

一般予算、ふるさと納税(ふるさと綾サポート基金充当事業2億)から持ってくることは可能か
・綾町の次世代を担う青少年の育成事業 3950万
・綾町の高齢者を敬う福祉事業 1030万
・その他町長が必要と求める事業 7030万 1億2010万

町長答弁:苦しい予算組ではあるが、今後検討する余地はあると思う。

町単独で出来ることには限界がある。国、県に今以上に積極的に要望、意見するべきだ。特に国が動かなければ始まらないが、そのためにはまず国民に一番近い地方自治体が積極的に声を上げる必要がある。具体的に何をしたのか。今後どうするのか。

町長答弁:明確な質問に対する答えなし

賛成はしましたが、賛成討論として、以下の意見を申し述べました。

コロナ禍が過ぎ去ったような感のある昨今だが、未だ経済的な後遺症は続いている。さらには急激な物価高が追い討ちをかけている。もはやインフレを通り越して、スタグフレーション気味ですらある。賃金は変わらず、業種によっては悪化しているのが現状だ。
国保の被保険者の大半は低所得者だ。たとえ額面だけ見れば低い増額であっても、相対的には重い負担となる。今まで以上の負担増は耐えられない。今回、減額対象者の拡大、基金からの繰入れはある程度の評価はできるが、制度の抜本的な見直しが必定だ。
もちろん、町で出来ることには限界がある。これは国単位で取り組むべき課題だ。町としてはこれまで以上に国や県に対して、強い姿勢で望んでほしい。よく財源はどうするのか、という議論があるが、通貨発行権のある国には財源はあるし、優先順位をどう考えるのかという問題だ。予算を増やせというお金の話だけではなく、医療費の減少に向けて、町民の健康を守ることにさらに取り組んでほしい。その意味では町民自身の自覚も必要だ。
今回は今後の期待を込めて、賛成とする。

最終的には、提出された4議案とも採択されました。

閉会後は、全体協議会が開催されました。

  1. 二反野地区メガソーラー建設計画等の状況報告
  2. 職員の懲戒について
  3. 議会報編集委員からのお願い
  4. 綾町議会議員の請負の状況の公表に関する条例(案)について
  5. その他(常任委員会の行政視察についてなど)

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