21世紀の経済論vol.78

令和元年9月24日(火) 19時より

参加無料

10月から、いよいよ消費税が10%に増税されます。「2%」しか上がらない、のではありません。10000円の商品の税金が800円から1000円になります。それは実質「25%」の上昇です。一般的には、景気が下向きで賃金が上がらない場合、増税ではなく減税されます。
そもそも税金とはなんでしょうか。税金とは、近代国家においては「所得の再分配機能」それ以上でも以下でもありません。なぜならば、所得格差の拡大は即ち消費人口の低下を意味しているからです。当然のことながら、景気は落ち込みます。つまり、消費税は社会の経済を潤滑に運用しようと考えるならば、一番やってはならない税制なのです。
 ヨーロッパでは高い消費税率で運用されていますが、その前提には「高度な福祉国家」があります。政府に対する根本的な信用信頼があります。翻って、我が国の福祉事情はまったく国民が納得するようなものでしょうか。我が国の政府はいかなる時でも公明正大であるのでしょうか。
 消費税が上がっても、その分を吸収できるだけの経済的な体力が世間にあるならば、まだ消費税も肯定できる余地があります。しかし現在の日本に、私たちの家計にその体力があるでしょうか。

 政治のせいにするのは簡単です。しかしその政治を選んでいるのは、我々有権者です。そして政治を動かしているのは、経済であり、それは私たちの日々の消費活動に他なりません。
 私たちは、自分で考え、行動することができるのです。

 「21世紀の経済論」kindle版出版しました。

お金は実に単純なことなんですが、単純なだけに意外とその小さな矛盾に気付かないものです。
 出来るだけ多くの人とお金について話し合えたらな、と思っています。ここでの話し合いは、綾だけでなく、あなたの町でも通じることです。
 月一回を目安に、定期的に開催しています。お気軽にご参加ください(^_-)

<出張勉強会、承ります>
綾町から半径40キロ圏内ならば、平日休日昼間夜間問わず、お伺いいたします。(全てのご要望に添えるわけではありません。夜間の場合は、ご相談ください)それ以上の距離も出張いたします。詳しくは、ご相談ください。

場所:綾町入野4815-1
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連絡先:興梠 090-7539-9731 
興梠智一(元綾町商工会青年部部長)

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