田中優さん講演会、行ってきました。

NPO法人「ひまじん」主催の田中優さんの講演会に行ってきました。

田中優さんのお名前を耳にしたのは、半年前くらいでしょうか。偶然にも、複数の知人友人からご著書を薦められました。
拝読してみると、僕がこれまで考えていたことを、すでに実践されていました。しかも、すでに宮崎で講演もされているということ。これは行かねば!ということで主催者のひとりである延高の同級生、川添チェリーくんのメールに即答した次第です。

開始直前にひまつぶ荘に到着。
会場には30人ほどでしょうか、すでにお客さんで埋まっていました。

19時過ぎ、優さんの講演が始まりました。

まずはピークオイルの話から始まり、石油利権、紛争地域の話から、次第にお金の流れの話へ。
ピークオイル(ググってね)は既に終わっている、という衝撃的な話から、現在の紛争地域は大別して5種類、石油、ガス、パイプライン、鉱物、水の奪い合いだ、そしてその戦争のお金に我々日本人のお金が世界で一番使われている、という事実が。

要するに、私たちが普段利用している郵便貯金、銀行貯金が廻り回って戦争に使われているのですね。

 

どんげかせんといかん!ということでNPOバンク、という話になるわけです。
だいぶはしょってます(笑)

詳しい話は、田中優さんのご著書、あるいは実際の講演会にて。

僕は3点、質問させていただきました。

まずは、現在綾でも地域通貨、NPOバンクを立ち上げようとしているが、なかなか協力者が見つからない、どうすればいいのか、ということ。

今の社会システムに息苦しさを感じて、綾で自給自足をしようと考えて移住してくる若者が増えています。
その彼らを巻き込んで地域通貨をやろう!と息込んでいたのですが、取っ掛かりはいいのですが、いざ具体的な話を始めると、彼らは彼らで仲間内でうまくやっているから別に必要性を感じない、むしろそんな話をする僕が周りに不安を蒔いている、というのですね。

まあ、息苦しいところから距離を置こうとしている、その代わり文明生活の恩恵を極力受けないことを選択している彼らにとってはそうでしょう。
それは理解できます。
むしろそういう人を増やしたいわけですから。

僕が不安を与えている、という点は反省しなくてはなりません。
不安の原因は、僕が作り出しているわけではなくて、既に現実にあるものですが、それを理解させつつ、いやこういう明るい未来があるよ、ということを提示することができていなかったようです。
今日の田中優さんの講演では、具体的にこうすればこうなる、という実例が紹介されていてとても分かりやすかったです。

たとえば、10年前の冷蔵庫を最新の省エネタイプに買い換えるとこれだけ儲かる、とか(^_-)

また、車は負債である(つまり使用し続けるためには、ガソリン、車検、その他維持費が必要)という観点から、ではどうすればその負債をなくす、あるいは少なくできるのかということをお聞きしました。

アメリカの実例で、カーシェアリングの一形態として、言ってみれば乗り合いタクシーのようなものを紹介していただきました。
つまり、田舎から街中へ(綾から宮崎市内へ)行く人を数人募って、ピックアップ場所と下ろす場所をコーディネイトする方法です。なるほそ!

もう一点は、将来的には地域密着型エネルギー会社を作りたいが、どうすればよいか?ということでした。
こちらは、どうも既得権益の電力会社を保護する法律のため、難しそうです。
つまり、電気を勝手に作って勝手には売れないよう。

ならば、発電施設のレンタル会社にしましょう(^_-)
太陽光発電パネルを各家庭にレンタル。
川の近くの施設には、マイクロ水力発電機をレンタル。
山手の農家には、風力発電機をレンタル。
これなら問題もクリアしそうです。どんげですかね?

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