5月11日10時52分配信 読売新聞
東京電力は11日、起動試験中の柏崎刈羽原子力発電所7号機(新潟県柏崎市・刈羽村)で同日午前、炉内の水位が低下した際、温度が上がりすぎないよう水を注入する冷却系システムで二つのトラブルがあったと発表した。放射能漏れはなかった。東電が原因を調べている。
発表によると、同日午前6時43分、注入する水をためている圧力抑制室(プール)の水位が通常より上がったため、水を抜く作業を行った。また、同53分 には、冷却系システムの試験が終わり、止めようとしたが中央制御室での通常操作では停止できなくなった。このため、現場で手動で停止させた。
7号機は9日、新潟県中越沖地震で運転停止してから1年10か月ぶりに運転再開し、試運転に相当する起動試験が始まったばかり。
最終更新:5月11日10時52分