レプリコンワクチン含む新型コロナワクチンに関する請願についての最終のご報告

以前、請願についての途中経過をご報告させていただきました。先の3月議会において、最終的な判断が議会によりなされましたので、ここにご報告させていただきます。

請願及び意見書案

令和6年9月定例議会に提出された「新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念の精査を求める請願」ですが、9月議会文教福祉委員会において「継続審議」となっていました。

その後、請願者代表である杉木賢一郎さん、紹介議員である私と上野一八議員、日高幸一文教福祉委員長の4者で協議し、当初の請願自体が10月1日より始まった定期接種に合わせたものであったことから、時節的にそぐわない、という結論に達し、新たに請願をし直しました。

請願は採択されたが、異なる意見書案が提出された

請願は5対4で採択されたのですが、議会に上程された意見書案は当初のものと内容が違ったものでしたので、私が疑義を唱え、継続審議となっていました。

事務局案は「新型コロナウィルス感染症に使用されるワクチンの知見を広く国民に公表するとと もに安全性についても広く公報すること」とあり、そもそもの請願の精神とは真逆なものです。安全性が疑わしいと考えているわけですから、国に国民に誤った認識を広めなさい、と言っているようなものです。とても承伏できるものではありません。

年が明けて早々に、文教福祉委員会が開かれました。違う意見書が提出された経緯は、委員長の説明では議長、委員長、事務局長で協議し、このままでは議会として提出はできない、という結論から事務局が作成したもの、ということでした。とてもではありませんが、議会としての議論もないまま、そんなことがまかり通っていいわけがありません。確かに、請願は採択されましたが議会としての意見書となると改めて議論があって然るべきかもしれません。しかしその機会もなく、密室でことが決められたことに驚きを隠せません。改めて私が意見書案を作成しました。

興梠作成意見書案

興梠案では元の請願者作成案と事務局案の折衷したものにしました。ただし、意見については事務局案を採用せず「薬事承認を再検討すること」としました。

事務局側の心配

事務局側が心配しているのは、「訴訟リスク」でした。原口一博代議士がレプリコンワクチン製造販売しているmeiji seikaファルマ社から、昨年12月25日名誉毀損で訴えられました。意見書を出すことによって、町がそのリスクを負いはしないか、というものでした。

会見でのmeiji seikaファルマ社の小林社長は、「国が薬事承認したものであるから」という論理で自社製品の安全性を訴えていました。であるならば、国の薬事承認の責任を問えば訴訟リスクはない、はずです。

そもそもmeiji seikaファルマ社の訴訟は、極めてスラップ訴訟(勝訴の見込みがないにもかかわらず、相手方に対する嫌がらせや第三者への萎縮効果などを狙って起こす訴訟 )の性格の強いものです。それだけでなく、10月からの定期接種で採用されたコスタイベ筋中による死亡報告が3例、12月17日時点で厚労省に上がっていました(これだけでも驚くべきことです)。しかしそれが公表されたのは社長記者会見の翌日、26日でした。なぜでしょうか。

それだけではありません。定期接種後のワクチン価格がカルテル、さらには官製談合の疑いがある、ことが明らかになってきました。

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これらを踏まえると、意見書提出は訴訟リスクを抱えるどころか、人類史上最悪の薬害になるであろう新型コロナワクチンをめぐる様々な政府責任に対して、議会としての一定の責任を果たすことを世間に示すことになります。確かにこれらは「極めて疑わしい」としか言えないのが現状ですが、それを徹底して調査、公表するのも国の責任です。それすらやらないわけですから、何か隠している、裏の意図があると言わざるを得ません。

綾町議会の最終結論

3月議会中の12日に全員協議会が開かれ、意見書についての審議が行われました。いろんな意見が出されましたが、主なものとしては分からないものに賛同しかねる、というものでした。ならばなぜ分かろうとしないのか。裁判費用の心配は当然私もしますが、お金の話ではなく、命の話です。いい加減に気づいていただきたい。事務局案、興梠案、意見書提出なしの3択による採決の結果、「意見書提出なし」となりました。

事務局案賛成は、上野一八議員(自民党)、山田由美子議員(無所属)。興梠案賛成は、私(無所属)と外山ひろ子(無所属)議員。意見書提出なし賛成は日高幸一議員(請願には賛成、自民党)、橋本ゆり議員(共産党)、海江田和久議員(自民党)、中神智光議員(自民党)でした。

綾町議会として、その責任を放棄したと私は考えています。同僚議員を説得できなかったのは、私の不徳の致すところです。申し訳ありませんでした。

しかし、定期接種後の接種率は低調であることなど、世間に対して一定の効果があったのではないかと思います。3月議会でも関連の一般質問を行いましたが、議場の雰囲気も初めてワクチンの質問をした一昨年の9月とはだいぶ変わってきました。普段でも、町民の方から「議会だより見たよ!」とお声かけされることが多くなりました。皆さんの負託に応えるべく、今後も奮闘努力していく所存です。

「レプリコンワクチン含む新型コロナワクチンに関する請願についての最終のご報告」への2件のフィードバック

  1. 政務お疲れ様です。レプリコンワクチンについて議会を動かしていただき感謝です。
    町議会のメンバーを見ているとどこもそう感じるのですが、議員や役所の勉強不足を悲しく思います。人命にかかわる一大事という大人の責任がかけています。何のために議会や役所があるのでしょうか。日本がこんなに壊れているというのにです。

    そんな暖簾に腕押し的な議会をあちこちから情報を収集し、町民を護るために当たり前の議員のお仕事をしていただき、感謝しております。

    大変かと思いますが、日本民族をレプリコンワクチンなどで絶やすことのないように頑張りましょう。

    お疲れさまでした。

  2. 松原様
    ありがとうございます。勉強不足はそのまま、メディアを信用するかしないかにつながります。政府が言っているから、オールドメディアが言っているからという「言い訳」は単に自分で考えることを放棄しているにしか過ぎません。つまり責任を「誰かに」放り投げているわけです。
    「現状はどうなっているのか、町民の幸福のためにどうすればいいのか」を突き詰めて考えていけば、自ずと答えは見えてくるはずです。

    しかし、今の議会を変えるためにはまだまだ時間がかかりますが、少しずつ、コミュニケーションを取って信用をつくり、会話、議論を深めていきたいと思います。今日も議会法編集委員会です。これもいい機会です。

    今後もよろしくお願いいたします(^_-)

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