ユネスコ・エコパークって何じゃろ?勉強会vol.1開催されました

第1回「ユネスコ・エコパークって何じゃろ?勉強会」が5月25日開催されました。

29名の方に参加いただき、ユネスコによる「MAB計画」の発足から現在に至る経緯の説明の後、MAB計画の中でも重要な位置を占めるBR(いわゆるユネスコ・エコパーク)の説明がありました。

また、環境破壊の歴史的推移、現状、人新世と呼ばれる時代に入り、産業革命以降急速に発達した文明が、いよいよAIの時代となりそれだけでなく第5次の革命(+バイオテクノロジー)の時代へと入っている、というお話がありました。

みなさん、とても興味深く聴講され、お開きになってもしばらく、参加者で歓談する姿があちらこちらで見られました。大盛況となった、第1回でした。

河野耕三先生はじめ、参加された皆さん、ありがとうございました。

次回は7月後半を予定しています。

追記

終演後、耕三先生よりメールをいただきましたので、ここに転載させていただきます。参加者からの質問に対しての回答についてです。

ところで、最後の方で、ビデオ担当の方(名前は?)からの質問で、

 BRの取組で成果が上がっている例はあるのか?と言うような質問がありました。

 それに対して、私は「成果のある所はあるが、それがBRの趣旨に沿った検証がされて評価される内容かは疑問」

 のような答えをしたと思います。

色々と調べてみると、間違った答えをしてしまったようです。以下に、訂正した答えを書きますので、皆さんにお伝え頂くと有難いと思います。



「登録された世界のBR地域では、各々でMABの目的に沿って取り組んでいて、それぞれの成果を上げている。

しかし、産業革命以来、人が自然環境を利用しながら豊かさを築き上げた活動の結果、失われた地球環境を目に見える形で回復するような明るいしっかりした大きな成果を出している例があるかと言うと、まだ始まったばかりで、これからと言えるのではないか。

ただ、現在世界で738カ所(2022年6月現在)のBRが登録されていることは、その地域ではMABの目的を理解(程度の差はあるでしょうが)し、活動をしている事になる訳で、それだけ多くの地域の人々に”意識化と言う意味”で影響を与えていることは大きな成果ではないかと思います。」

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