今日は夕方から天空カフェジールで開催されたピースアクション6th参加してきました。
今回のゲストは森沢典子さん。
2002年より単独パレスチナへ渡航し、様々な支援活動及び現地の状況を伝えるために活動されています。
今日は正直なところ体調も芳しくなく、行こうか迷ったのですが、結果から言えば行って良かったです。
普段のマスコミの情報からは決して得られない生のパレスチナの現実は、想像を越えていました。
日本の報道では、パレスチナ側からのテロ行為に対しての報復措置がイスラエル側から為される、という構造でされることが多いですが、森沢さんの体験では全く違ってきます。
例えば、救急車ですら、攻撃の対象となること。
これは明らかな戦争犯罪です。しかし国際世論は黙認しています。
それだけでなく、なんとイスラエル兵は救急車に乗り込んで虐殺を繰り返しているということです。
つまり、救急車が来たと喜んで近づくと、中から兵が出て来て撃たれる、ということです。
信じられません。
もはや「戦争」ではなく、「侵略」であり「虐殺」です。
ところが、当のパレスチナの人たちは、実に明るく、健全なコミュニティーを全く維持している、というのです。
そして、毎日を普段通りに生活することこそが、我々の抵抗なんだ、と語っているそうです。
これには驚きました。
先祖代々住んでいる土地がある日突然、他人のものと言われ、極限の状態に60年以上も置かれながら、互いに思いやりを持って、見知らぬ旅人にも気さくに声をかけ料理を振る舞う彼らと、平和な(と思っている)日本に住み、高度に発達した資本主義社会を謳歌しながらも人々の絆が壊れ「結いの心」を無くしてしまった私たちは、一体どちらが幸福といえるのでしょうか。
明日から僕が、パレスチナの人たちに対して具体的に何かをするわけではないかも知れません。
しかし、確実に意識は変わっています。