2011年3月12日11:15:45JST
みなさまへ(Bcc配信/転送歓迎)
あれほど警告されてきた原発震災が福島原発で起ころうとしています。
福島はこれから「Fukushima」と呼ばれるようになります。
現在、福島第一原発では格納容器を守るため外部に放射能放出を始めました。
炉心が心配です。懸命な作業が行われているはずですが、燃料棒が冷却水から露出し、最悪、圧力容器も融けるメルトダウンの可能性もあります。そうなれば大量の放射能が環境に出ます。現在の風向きは南西の風のようです。最悪の場合、福島県を中心に北半球のすべてが汚染されます。
現在は推移を注意深く見守り、情報を収集してください。
最悪の事故になった場合のことを書いておきます。
現在のように、風向きが西方向からの風が続くような場合は、何日かかかって地球を一周し、私たちの地も汚染されます。
・その場合、飲料水の確保が第一です。
・放射性ヨウ素が一番始めに飛んでくると考えられます。放射性ヨウ素の半減期(半分の強さになる期間)は約8日間です。約1ヶ月ほど影響が続きます。
ヨウ素剤が確保できる方は、飛んでくる直前に飲むのが一番効果があります。
小さな子や妊娠されている方を最優先にしてください。
ヨウ素剤が手に入らないときは、トロロ昆布や乾燥昆布も効果があるようです。
・逃げるところはないので、閉じこもらなければなりません。激しい運動は避けてください。放射能をより取り込みます。
・雨には絶対にぬれないようにしてください。高被曝する可能性大です。
・車で移動する時は、必ず窓は閉めてください。カーエアコンをつけるときは、車内循環にしてください。
・外出しなければならない時は、晴れでも雨でも防塵マスク着用になります。なければ普通のマスクに、濡れハンカチなどをはさみ代用、子供は特に顔との隙間ができないように注意しなければなりません。フード付きポリエチレンコート、ポリ手袋で体を覆い、靴もポリ袋で覆って下さい。また顔を覆うゴーグルも必要になります。
・最悪になれば、米や麺類など日持ちのいいものも確保しなければなりません。
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宮崎の自然と未来を守る会
青木 幸雄
編集長より:青木さんは数十年にわたって宮崎で反原発運動をされて来た方です。青木さんの判断は決して大げさではありません。
現在、福島第一原発はほぼ全基が異常事態発令となっています。
避難中の皆さんも被曝されたようです。このことから、政府の判断は甘いもの、とみざるを得ません。
ただし、闇雲に慌てるのではなく、冷静な対処をお願いいたします。
こういう時こそ、助け合いの精神が必要です。