先日の6月定例議会では、新型コロナ感染に伴い一般質問が果たせませんでした。先に通告していた「「二反野メガソーラー問題について」に対して、建設課の中原課長から口頭での回答をいただきましたので、了解を得てここに掲載させていただきます。
私が先に通告していた内容は、
九州サンパワーエネルギー合同会社と株式会社アグリパーク二反野両事業者に対し町は6月22日付で許可証を発行した。
6月5日の行政側の説明会では、やむを得ないと理解できるが、反対の立場を崩さない町民の感情を無視して強行に計画を進めるべきか、悩ましいところだ。反対の町民は単純な感情論ではなく、ユネスコ・エコパーク綾として相応しいのか、今後も代々自然と共に暮らしていきたいのにそれが叶わなくなる、というもので、しごくもっともなことだと思う。感情的と言っても、感情的になった経緯もあるはずで、それを無視するわけにはいかない。
6月5日の説明会では、認可にあたって公害防止協定を結ぶことも視野にあるとのことであったが、例えば昨年度の大規模停電や地震による停電時などに九電に買電するのではなく地元優先に独立系統として電力を供給する、いわばリスクヘッジとしての防災・災害協定もあるのではないか。
国が定める「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置施行規則第九条第四項第三号 五の二 ロ」では「災害その他の非常の場合に、電気を一般の利用に供することができる構造」が求められている。これに則った具体的な協定を作成するべきと考える。町のためにある施設との実際があれば、町民感情も和らぐのではないかと思うが、見解を問う
というものでした。
課長に簡単に説明を求めたところ、制度上、リスクヘッジとしての設備設置は難しい、との回答をいただきました。ただし、家庭用電源のための100V口はあるので、将来的には蓄電池の設置等も考えられる、ということでした。中原課長、対応ありがとうございました。