<綾てるは図書館お話し会>「うみがめのたまご」代表 古田ひろみさん

災害に備えて
〜東日本大震災の教訓から〜

7月15日に、綾てるは図書館にて「うみがめのたまご~3.11ネットワーク~」代表の古田ひろみさんの講演会がありました。

古田さんは、震災と原発事故のため、綾町に息子さんと移住してこられました。その後、同じような境遇の移住者の方々のネットワーク作りに奔走され、その後のご活躍はホームページにあるとおりです。

僕が直接知っているエピソードとしては、食品などの放射能測定装置をご自宅に据えられたことでしょうか。もちろん、広く使っていただきたい、という思いでされたことでした。
残念ながら、維持管理が思いの外大変だったようで(ひとりで子育てからされているのですからやむを得ないでしょう、また自分にもっとお手伝できなかったのかと反省しきり)、現在は撤去されています。

その古田さんが、当時千葉県で被災された経験をもとに、本当に天変地異が起きたら、何もできない、ということを話していただきました。
例えば、子供を守るためにはまずは自分が怪我をしたりしてはいけない。
日頃から身の周りだけでなく、遠方の(地理的に)比較的安全であろうと思われる友人と日頃からコミュニケーションをとっていざという時の連絡先にお互いがなる、とか経験した人からしか聞けない貴重なお話しをいただきました。

もちろん、何にもできないから諦めるしかない、ということではなく思っている以上に出来ないことを覚悟で普段から今以上の注意が必要、ということです。
また、思った通りに出来なかったら臨機応変に対応する知恵が必要、ということです。
具体的には、通信手段やインフラ、もちろん行政サービスも全く機能不全に陥るわけですから、それらがなくてもナンとかなる、という準備が必要で、特にそのように精神状態を日頃から慣らしておくことが大事かな、と思いました。

また生まれ育った土地を離れざるを得ない人たちの心境も、私たちが思っている以上に複雑で、現実的な問題だけでなく、精神的な問題も決して小さくないというお話しもいただきました。

とても有意義な時間でした。

また古田さんたちが中心に、毎年11月の勤労感謝の日に綾町松原公園で「芋煮会」をされています。
「芋煮会」とは東北の人たちの、こちらで言えばBBQ的なもの、だそうです。
移住者の方々はもちろん、県内の人たちとの交流の場になっているそうですよ。
機会があれば、参加してみては如何でしょうか(^_-)

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