不況のない地域社会を創ろう!

綾町商工会青年部主催 経済勉強会 「不況のない地域社会を創ろう!〜地域通貨とNPOバンクの可能性〜」

   2008年秋、いわゆるリーマンショックに始まる世界同時不況がとうとう始まりました。2007年後半から始まった景気後退の波が、私たちの田舎での慎ましい生活を直撃しています。  

これは一体どういうことでしょう?「サブプライムローン問題」も、穀物先物取引市場の高騰も、原油高も、私たちの手は直接にはいっさい関与していないことです。グローバリゼーションが進む中、世界のどこかで起こった歪みは、瞬く間に世界中に広まってしまうようになりました。いつまで私たちは、物理的にも心理的にもそんな遠いところで起こっていることに脅かされなければならないのでしょうか?  
そういった大きな流れから、ある程度距離を置き、真の意味での自立した地域社会というものが、今求められているのではないでしょうか。  
具体的には、自分たちの目が届く範囲で食料とエネルギーを自給出来ること。単純に考えれば、これさえ出来ればいかに世界恐慌が起ころうとも、原油が手に入らなくなっても、関係ないわけです。  

綾町及び宮崎県は、そう考えるととても恵まれた土地です。まず、食料の自給はきちんとした計画性さえあれば、100%を達成することも難しくはないでしょう。また、エネルギーに関しても、昨今の技術の進歩は目覚ましく、日射量に恵まれた私たちの故郷は太陽光発電をはじめ、家畜糞尿等を利用したメタンガスの生産も、もはや夢物語ではありません。  

しかし、そういった事業を行うために必ず直面する問題があります。お金、です。 普段私たちは、このお金のことを特に意識することなく使っていますが、お金とはそもそも何なのでしょうか。お金と自分との関係を改めて考えてみる、今それが必要とされている気がします。

「どう考えてもおかしいのは資本主義体制下の金融システムではないでしょうか。人間が生きていくことの全て、つまり個人の価値観から世界像まで、経済活動と結びつかないものはありません。問題の根源はお金にあるのです」 
「わたしが考えるのは、もう一度、貨幣を実際になされた仕事やものと対応する価値として位置づけるべきだということです。そのためには現在の貨幣システムの何が問題で、何を変えなくてはならないのかを皆が真剣に考えなければならないでしょう。人類がこの惑星上で今後も生存出来るかどうかを決める決定的な問いだ、と私は思っています。非良心的な行動が褒美を受け、良心的な仕事をすると経済的に破滅するのが今の経済システムです」

 199426日、NHKの取材を受けたドイツの作家故ミヒャエル・エンデの言葉です。  
この時のインタビューを基に作られた「エンデの遺言」と題されたNHKの番組は、各方面で大きな反響を呼びました。199954日の放映から、もうすぐ10年が経とうとしています。エンデの予言したとおりに、世の中は進んでいるといっても過言ではないでしょう。  

私たち綾町商工会青年部は、今こそエンデの言葉に耳を傾け、疲弊しきった地域社会を建て直すべきだ、と考えます。  
お金の問題は、実はとてもシンプルなものです。しかしだからこそ、なかなか多くの人がすぐには理解しにくい、という面も合わせ持ちます。  
今回企画した勉強会では、地域通貨、NPOバンクって何?何のために必要なの?という基本的な疑問に答えるべく、実際に地域通貨や新しい社会システムを思索実践されている方お二人をゲストにお迎えし、パネルディスカッション形式で、会場の皆さんの質問にも随時お答えしながら進めていこうと考えています。  
商店主、飲食業、建設業、製造業、金融業、農業、行政の方々に、ぜひ多くのご参加をお待ちしております。

日時:平成21223日 19時スタート 入場無料、一般参加大歓迎! 場所:綾町商工会2F会議室(閉会後、交流会あり)
問合せ:綾町商工会0985-77-0017

なお、この会で地域通貨に興味を持たれた方は、2425日で冨田さんのワークショップも綾で企画されています。こちらもぜひご参加ください。  
ゲストプロフィール 冨田貴史(トミタタカフミ) / 京都在住 ワークショップ・イベントコーディネーター ドキュメンタリー映画制作スタッフ   明治大学経営学部卒業後、音楽プロダクション勤務、音楽系専門学校講師を経て2005年からフリーに。 音楽を通じて世界中で起こっている人種差別や戦争、環境破壊の現実を知り、自衛隊のイラク派兵をきっかけに、イベントのテーマを「平和」「非核」に絞るようになる。 また、活動の中での交流を通じて原子力産業の背後にある地域格差や人権侵害の実情を知り、それ以来、原発や核施設に関わる人たちを招くイベントやドキュメンタリー映画の上映活動を重ねている。 また、ワークショップのファシリテーターとして、経済格差や人権侵害から脱却し理想のコミュニティ像を描き創造していくための、「お金」「エネルギー」「メディア」「時間」といった当り前に与えられてきたものを見つめ直すワークショップを開いている。 現在は、北海道から沖縄まで年間300本ほどの上映会、イベント、ワークショップを行いながら、原発現地の取材、ドキュメンタリー映画製作、執筆活動を行っている。
ブログ「radio-active」:http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/
ブログ「旅日記」:http://takafumitomita1320.cocolog-nifty.com/
ブックレット「わたしにつながるいのちのために」http://ameblo.jp/watashini-tsunagaru/ YouTubeInLakech1320http://www.youtube.com/profile?user=InLakech1320

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中川修治(なかがわ しゅうじ)   ヴァーチャル・シンクタンク 未来プランニング
所在地  国富町木脇 
業務 人間の未来に関する社会システムの研究 エネルギー問題、情報産業、経済、環境、政策 代表兼主席研究員            
設立 1998年 2月   太陽光・風力発電トラストページ http://trust.watsystems.net/   幅広い分野での深い洞察にもとづき、特にエネルギー問題に関して先見的な知識を持つ。 それだけにとどまらず、太陽光発電の民間での運用に積極的に関わり、実践されている。 民主党衆議院議員、原口一博氏の対談集「平和 核開発の時代に問う」にも収録。

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