浜岡原発4号機を手動停止 5号機と同様、水素濃度が上昇

2009年5月6日 中日新聞

全機停止の事態も

中部電力は5日、調整運転中の浜岡原発4号機(御前崎市)の気体廃棄物処理系で、水素濃度が一定限度を超えて上昇したため、同日午後5時49分に原子炉を手動停止したと発表した。外部への放射能の影響はないという。

同様の水素濃度上昇は、5号機で昨年11、12月に相次ぎ、運転を停止中。原因も解明されておらず、再稼働の見通しは立っていない。さらに、3号 機も6月下旬までに定期検査に入る予定で、廃炉が決まった1、2号機も含めて浜岡原発がすべて停止する事態につながりかねず、夏場の電力供給が逼迫(ひっ ぱく)する可能性もありそうだ。

中電によると、4号機は出力を55万キロワットに保持して運転中だったが、同5時28分、同処理系の水素濃度が2%を超えて警報が作動。同34分に水素が燃焼する可能性がある4%を超え、非常時の運転操作手順に従って手動停止した。

気体廃棄物処理系は、タービンを回す蒸気に流入する水素や酸素、気体状の放射性物質(希ガス)を処理する設備。水素と酸素は水に再結合され、希ガスは活性炭に吸着処理して無害な気体として排気筒から排出する。希ガスを処理する装置の温度上昇はなかった。

中電は経済産業省原子力安全・保安院にトラブルを報告。今後、水素濃度上昇の原因を調査する。

4号機は2月25日から定期点検に入り、5月2日に原子炉を起動、5日午前4時59分から発電していた。

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